木なので温かいです

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こんにちは、工事担当です。
下寺町の光傳寺さんの境内にある桜の木の脇にベンチが二つ置かれました。木の幹を切りっぱなしてのなんとも風情があるというか趣きがあるそれはベンチと呼ぶより腰掛けと呼ぶほうがしっくりきますね。
この腰掛けは去年の秋に大阪でもかなりの被害を出した台風で折れたこの桜の木で作られたものです。こちらの境内の桜は観光名所にもなるほど春には綺麗な花を咲かせます。その折れた桜をただ処分するのは心苦しいと、ご住職がこのようにされました。災害は過ぎると忘れてしまうものです。しかしこれを見ると、記憶にも形にも残ります。木が折れたのは痛ましいですが、人が座る役に立つ形にしてもらって桜も喜んでいるでしょう。新しい令和の時代は災害のないことを願います。


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